7月末に受けた会社の健康診断の結果が届き、尿検査で初めての「D=要検査」判定。一年ほど前から続く排尿時の痛み。夏場からランニング後の血尿率が高く、しかも鮮明な赤。心当たりはあった。仕事と仕事の隙間時間で、現在単身赴任で暮らしている某県内の近所の泌尿器科へ。尿検査と超音波検査。先生から「自覚症状あったでしょ?どうしてほっておいたの~。99%腫瘍だね。5cmもある。すぐに内視鏡で確かめよう。今度いつ来られる?」と告げられる。腫瘍?腫瘍ってつまり癌?え、おれが?とあっけにとられる。
病院を後にし、先生から言われたことと、ネットの情報を整理する。膀胱の腫瘍は、ほぼ間違いなく悪性。つまり癌であること。男性に多く、その割合は10万人に15人程度であること。比較的ご高齢の方に多いこと。喫煙者に多いこと――に、45歳ノンスモーカーの僕が罹った。それなりのランニング量で腎機能を低下させてしまっていることは懸念してたけど、ランニングはまったく関係ないらしい。まじか。長い間、ラン後の血尿はいわゆる「スポーツ血尿」と思っていた。先生には「そういう勝手な解釈がいちばんよくない」と叱られた。
東京の妻にLINE。あわせて会社にも一報を入れる。さしあたって翌々日に行うことになった内視鏡検査で本当に腫瘍かどうかを確かめることになった。
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ということでこの日から、僕と膀胱癌の長きにわたる(?)お付き合いが始まりました。その時々の感情などを記録するために、ブログとして残します。